2002年、漫画家・鳥山明先生が描かれた車のイラストが本当の車になった事がありました。
当時珍しい電気自動車。
鳥山先生がデザインされた車の実物画像があれば見たいところです。
調査しました。
鳥山明のイラスト(デザイン)で本当に車になったのどんな車?
約20年前、漫画家の鳥山明先生が電気自動車とチョロQをかけあわせた車のイラストをデザイン
実際の開発され販売されていました。
販売台数は9台でした。
漫画家にしてデザイナーの鳥山 明氏。
模型やクルマ好きでも知られる氏がデザインを手がけた1人乗りの電気自動車が「QVOLT(キューボルト)」だ。
今から20年近く前にわずか9台のみ生産されたという、
2023.12.11 AMW
玩具メーカーが発案
この電気自動車開発を思いついたのは
玩具メーカーのタカラトミー(旧名タカラ)。
コンセプトは「走るミニカー」
タカラトミーは過去に「チョロQ」を生み出した会社。
「チョロQ」とは、デフォルメしたミニカーのこと。
2002年、タカラトミーはチョロQの実車を作ろう!と
電気自動車の子会社「チョロQモーターズ株式会社」を立ち上げました。
そんなタカラが「実際に人が乗れるチョロQを作ろう」と、「チョロQの実車」を生産するために子会社「チョロQモーターズ株式会社」を設立したのは2002年のことであった。
2023.12.11 AMW
同社は、電気自動車のデザインを漫画家の鳥山明さんに依頼しました。
鳥山明さんは約1年かけて電気自動車のイラストを完成させました。
鳥山 明氏が、自身のメカに対する思いとセンスを存分に発揮し、1年以上の時間をかけて練り上げたといわれるデザインの完成度は、やはり歴代Qカーの中でも群を抜いて高い。
2023.12.11 AMW
鳥山明がデザインしたイラストの車
鳥山明さんがデザインしたイラストの車。
どんな性能を有していたのでしょうか?
鳥山明がデザインしたイラストで車になったQVOLT
鳥山明先生が描いたイラストで本物の自動車になったのは「QVOLT」。
キューボルトと呼びます。
イラスト車の性能は?
キューボルトの性能については1人乗り電気自動車でした。
その他の性能は以下のとおりです。
■最高速度 50km/h
■8時間充電で満タン(家庭コンセント可
能)
■普通四輪免許必要
■ヘルメット不要
2002年にはキューボルトの発表会も行われたのですが
話題性は十分あったのですが時代がまだ追いついてい
なかったためすぐに販売中止となり、電気自動車から
撤退しました。
その話題の大きさとは裏腹に、チョロQモーターズは設立からほどなく「自動車製造業」から撤退。
小さな電気自動車メーカーの挑戦は短期間で終焉を迎えた
2023.12.11 AMW
車になったQVOLTの画像
以上となります。
まとめ
デフォルメの天才・鳥山明先生らしい実車でした。
電気自動車が主流の現在ならば売れたかもしれません。