1月26日、約50年逃走していた桐島聡容疑者が確保されました。
桐島容疑者には懸賞金が懸けられていますが、交番に掲示されているポスター。
同じ重要指名手配容疑者なのに懸賞金額が人それぞれで分かりにくいという投稿が見られます。
桐島の懸賞金額は一体いくらなのでしょうか?
桐島聡容疑者の懸賞金額が分かりにくい!【重要指名手配事件】
下のポスターをよく見てくだい。
2枚とも警察庁が指定した重要な指名手配犯人の手配書です。
略して「警察庁指定重要指名手配」ポスター。
2枚とも同じ性質・内容の手配書です。
なのに
犯人によって懸賞金額が異なることに気づきました。
↑手配書①は全員一律懸賞金300万円。
特別に
・見立真一の懸賞金は600万円
・八田與一の懸賞金が800万円
と解釈できる内容です。
↑手配書②も同じ性質の手配書です。
今回身柄確保された桐島聡容疑者が手配されている手配書です。
この内容だとパッと見た感じ
宮内雄大容疑者だけ懸賞金100万円が発生し
他の容疑者は懸賞金0円
の意味にとれます。
指名手配の中でも、一層悪質な重要指名手配者。
懸賞金がない訳がないですよね。
どういうことなのでしょうか?
重要指名手配書を作った警察庁ホームページで確認しました。
桐島聡の懸賞金額!最低300万円・最高1000万円【重要指名手配事件】
一般に「懸賞金」と呼んでいるものは
公的には「報奨金」とよばれています。
【報奨金】
Weblio辞書
勤勉、勤労をたたえ、さらなる努力を奨励する意味あいで送られる金品。
懸賞金(捜査特別報奨金)制度
懸賞金は「捜査特別報奨金制度」を根拠に協力者に支払われます。
Q 報奨金制度の目的は何?
A 国民から重要凶悪犯人を検挙する情報を得るた
め。(「懸賞広告制度」とも言う)
懸賞金は全ての「警察庁指定特別手配被疑者」事件が対象
懸賞金の対象となる事件にはどんな事件があるのでしょうか?
警察庁のホームページに懸賞金対象事件の要件が記載されています↓
1 警察庁指定特別手配被疑者に係る事件
又は
指名手配がされている被疑者のうち警
察庁が重要なものと認めた被疑者にかかる事件
警察庁HP『捜査特別報奨金度』抜粋
手配書ポスターの題名『警察庁指定重要指名手配』には、上記黄色太文字で書いたワードが全て入っています↓
つまり
『警察庁指定重要指定手配』ポスターに載ってい
る容疑者全員が懸賞金対象容疑者
となります。
では懸賞金額は?
懸賞金(「警察庁指定特別手配被疑者」事件)は上限300万円!増額1000万円まで!
懸賞金の上限は300万円です。
最高1000万円まで増額することができます。
上限額 原則300万円(ただし、特に必要がある場合は、1000万円を超えない範囲で増額することができる)
警察庁HP『捜査特別報奨金度』
『警察庁指定重要指名手配』に載っている容疑者の懸賞金は
1円~300万円となります(上限額が原則300万円と規定されている為)。
特に必要がある場合、1000万円を超えない範囲で増額することができます。
では、前述のポスター
600万円とか800万円。
どういう意味なのでしょうか?
桐島聡の懸賞金!民間からも懸賞金あり!
こちらのポスター。
原則300万円の事が書かれています。
(上限額300万円が気になりますが)
600万円と800万円の容疑者の欄だけ下の方に説明書きがあります。
拡大して確認しましょう。
見立真一容疑者
■捜査特別報奨金 上限額300万円
■六本木五丁目雑居ビル飲食店内殺人事件の捜査に協力する会懸賞金 上限額300万円
と書かれています。
つまり
警察庁から 懸賞金300万円と
協力する会から 懸賞金300万円
合計600万円が懸賞金という事です。
協力する会など民間から寄せられた懸賞金がない重要指定事件・容疑者については
警察庁(税金)からの原則300万円だけとなるのです。
懸賞金支払い対象者
支払い対象者
情報提供者(被疑者検挙・事件解決に寄与する情報)
支払い除外者
懸賞金が支払われない除外者は下記の者
・匿名者
・警察職員
・被疑者本人
・共犯者
・情報入手過程で犯罪など行った者
(引用:警察庁HP『捜査特別報奨金の支払』)
まとめ
桐島聡の懸賞金額は最高300万円、増額された場合1000万円である事が分かりました。
しかし、今回容疑者が判明した経緯が容疑者の自己申告なのでどうなるのかは不明です。