ビッグモーターの中古車が売れず、業績が悪化して
倒産時期が注目されています。
倒産するか否か推定しました。
借金を返済できなくなった時が「倒産」

会社は、銀行から借金して経営を行っています。
借金を返済できなくなると「倒産」します。
【倒産】
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企業が経営資金のやりくりがつかなくなってつぶれること。
企業が不渡手形などを出して銀行から取引停止を受け、経営困難に陥ること。
借金の返済ができなくなるとは
会社の資金が底をつき
売り払う資産も無くなった状態。
■ 会社資金と資産の残高
■ 毎月の借金返済額
を見れば、その会社がいつ倒産するか推定できそうです。
(あくまで個人の見解です)
ビッグモーター以外にも
過去、不祥事を起こしたにも関わらず倒産せず
存続している大手企業は存在します。
結局、銀行などへの毎月返済が滞り無くできれば
「倒産」は回避できる傾向にあります。
■ビッグモーターの現預金額
300億円以上。
(ビッグモーターの業績は
「グループ合計売上高7000億円」と言われています)
■ビッグモーターの毎月の返済額
詳細は不明。
(8月19日ビッグモーターは取引銀行に
借入金90億円返済済み)。
もし、ビッグモーターが取引銀行に毎月返済する金額が90億円だとすると
あと3ヶ月は(11月19日)単純計算で会社は存続できそうです。
(取引銀行はもうお金を貸さないと宣告していますが)
12月19日に返済できるかどうかが分かれ道です。
保有する中古車などの資産を売却資金化すれば
更にもう少しの間は会社存続できそう。
毎月の収入が赤字であっても、毎月銀行へ返済できれば
資金のやりくりはできているので、倒産にならないという事。
では、借入金の支払い以外にも
ビッグモーターが倒産する要因はあるのでしょうか?
それはどのタイミングになるか調査しました。
他の倒産要因

資金繰り以外にもビッグモーターが倒産する要因あります。
与えられている許可を取り消された時です。
現在ビッグモーターは
車検業務と保険代理業務でも収益を得ていますが
これらは許認可制です。
許可を取り消された場合
車検業務、保険代理業務からの収益はゼロになり
倒産の時期は早まると推測されます。
国土交通省がビッグモーターに調査に入る。
↓
数日後、車検業務と保険代理店許可が取り消し処分決定
↓
収益さらに減少する。
↓
銀行に毎月の借入金返せない。
↓
銀行がビッグモーターとの取引停止する。
↓
ビッグモーター倒産の危機
という構図が想像できます。
「民事再生法」を使い他社にビッグモーターの事業
を譲渡すれば会社と社員は存続できるます。
【民事再生法】
■いわゆる再建型の倒産手続を定めた法律。
■民事再生法は個人から大企業までを幅広く利用される点で、会社更生法と異なる。
■手続開始が決定された後は、再生計画案を作成し、それに対する関係者の決議及び裁判所の認可を得た上で、事業を継続することになる。
■再生計画を遂行し、会社の経営が軌道に乗れば再生手続を終了し、経営を継続することになるが、逆に、再建の見込みがないと判断された場合には、破産手続等に移行することもある。
野村證券~証券用語解説集
前項で説明しましたが「倒産」とは
企業が経営資金のやりくりがつかなくなってつぶれること。
他にも売上が落ちる要因を考えてみました。
■ 不良品を買わされる恐れがあるので客が
来ず売上減。
■ ビッグモーターが損害保険会社に不正請
求した保険金の返済が残っている。
■ ビッグモーターの社員次々と離職し会社
自体が運営できない。
(今回の不祥事発覚後
3ヶ月間で1000人以上離職)
■ 中古車を売買するオークション会場への
入場資格はく奪される売上減。
■ イメージ悪のため、ビッグモーターの
CMを拒否され売上減。
倒産の予兆

会社倒産のチェックリストがありました。
今後、報道されるビッグモーターのニュースが
下記に該当していないかチェックするだけでも
倒産するか否か大まかに判断できます。
(引用:弁護士法人ベンチャーサポート)
現在判明しているビッグモーター状況を照らし合わせてみました。
倒産の予兆チェック表↓
【人の去就で察知】
①希望退職者を募集する。
②会社役員が去っていく⭕
③経理担当者が去っていく。
④税理士がよく来る。
⑤社長の姿を見かけなくなる。
※ビッグモーターにはボーナス制度はありませんでした↑
【経費関係で察知】
①ボーナス大幅減額⭕
②コスト削減が厳しくなる⭕
③リース品の増加。
④メンテナンス系がなくなる。
【取引会社から察知】
①仕入れ会社から取引き停止される⭕
②大手取引先との取引き終了⭕
まとめ
2016年以降、実はビッグモーターの不祥事は続きましたが倒産していません。
2017年には大手不動産会社「レオパレス21」が建築基準違反が発覚。
しかし倒産せず業績を取り戻しています。
倒産するかしないかは、資金力にかかっているようです。
ビッグモーターは倒産いかんよりも被害を受けた消費者への
誠意ある迅速な対処が求められます。
これまでの企業風土を根絶し確たる企業理念を持ったリーダーの存在が不可欠です。



