売上が急激に落ち込んでいるビッグモーター。
今、店舗の営業状況はどんな状況なのでしょうか?
調査しました。
保険金不正請求問題などで危機的状況
中古車販売大手ビッグモーター。
保険金不正請求問題などが大々的に報じられてか
ら、仕事が激減しています。
その他、パワハラ発覚、公道に除草剤散布など
次々に不祥事が発覚し窮地に追い込まれている
ビッグモーターの現在の営業状況について調べました。
現在の営業状況
車両修理の新規受付停止
2023年7月21日から車両修理の新規受付停止をビッグモーター本社は店長に通知しました。
過去の修理案件の再調査や返金対応が最優先と考えて動いている。
車両修理の新たな受け付けを停止するとしました。
工場などの作業が減ることについては今しばらく、この踏ん張りに耐えていただくことにご理解、ご協力を強くお願いします」
2023.7.21 ビッグモーター本社通知抜粋
車両の修理といえども、重要な収益源。
鈑金部門など修理が無くなると、実質仕事がなくってしまいます。
ビッグモーターの各店舗は普通に営業しているのでしょうか?
普通に営業していた
調査した結果、ビッグモーターの各店舗は新規受付停止通知が発せられて以降も普通に営業をしていました。

本日のビッグモーター。
案外普通に営業してるっぽい


店の外から見ただけでは、実情は分かりません。
他に変化がないか調べてみると、あの有名な
キャッチコピーに変化がありました。
自社在庫台が減少
自社在庫が5万台から3万台に減っていました。




自社在庫台数が売りだったはずなのに
なぜ、中古車はほぼ半減したのでしょう?
恐らく
ビッグモーターの資金調達の関係で
保有する中古車を売り払ったと思われます。
ビッグモーターのメインバング数社が
ビッグモーターの借り換え要請(約90億円)に応じなかったためです。
8月19日
ビッグモーターは借入金約90億円を返済しました。
その代償として、在庫の中古車約2万台を
売却したと考えられます。
この流れで9月も中古車約2万台が
売却されるとなると
「自社在庫10000台」
となんともインパクトにかけるキャッチコピーになります。
もしかすると、キャッチコピー自体を
別のキャッチに変えるかもしれません。
実際、地方のビッグモーター支店では
「在庫車両が全て無くなっていた」
という目撃情報もSNSに寄せられています。
展示車両が無くなる
昨日(8月11日)見た時には、展示車0台になっていたという情報もありました。



家の近くのビッグモーター。
先月もこのくらい展示車が合ったのに昨日の夜通ったら展示車0になってた。
店内は明かりがついていたから営業はしてるっぽい。


別のビッグモーター営業所では展示車両が無くなり
代車とみられる車しかない状態でした↓



別店舗ですが、同じ現象が起きてました。
ビッグモーターに一体何が・・・。


スズキのアルト・ラパンでしょうか?
ビッグモーターの駐車場にラパンが6台は駐車されています。
修理中で入庫中のお客さんが使うための代車のようです。
しかし、7月21日から車両修理の新規受付は行っていないため
代車が出動する機会もなくなり、取り残された状態です。
これまでは、他の展示車両にまぎれて目立たな
かったのですが、意外な展開となりました。
ては、現場で働く社員の仕事量は
どの程度減ったのでしょうか?
仕事の量


ビッグモーター社員の仕事が減った状況が
よく分かるインタビューがありました。
8月1日、日本テレビが
ビッグモーター現役社員にインタビューしていました。



仕事は全くないです。
結構暇になりました。
実際、一般の方からも
仕事がないビッグモーター社員が店前でスマホを
いじる様子が投稿されています。



営業さんは暇そうで携帯いじり。
求人探した方がいい。


仕事がない為、長時間会社に居る必要はなくなりました。
ビッグモーターは人件費を浮かすために
営業時間を見直す事にしたのです。
9月1日から営業時間短縮
ビッグモーターは組織風土を変えると称し
9月1日から営業時間を
午前9時~午後8時までを
午前10時~午後7時までに
2時間短縮する事にしました。
中古車販売大手ビッグモーター(東京)が、9月から営業時間を短縮することが2日、関係者への取材で分かった。
2023.8.2 TOKYO Web
現在は午前9時から午後8時までが主流だが、全店舗で午前10時から午後7時までとする。
過剰なノルマに象徴される労務環境を見直し、自動車保険の保険金不正請求問題の温床になった組織風土を変革する一環。
勤務時間を短縮したところで、今後の見通しが
立たない会社に従業員たちは居続ける予定なのでしょうか?
転職サイト登録者の増加
現在、転職サイトにビッグモーター社員の登録者が急増しているそうです。
(離職者が増加しているのではなく、登録者が急増している)
この事は何を意味するのでしょうか?
今後もビッグモーター絡みの問題が発覚した場合
すぐに転職する準備をしている。
「心、ここ(ビッグモーター)にあらず」
状態を意味しています。


ちなみに
2023年1月から3月の間にビッグモーターの社員約1000人が退社しています。
7月26日、新体制になり和泉伸二社長になってからは退職者がほとんど出ていないそうです。
理由は
人情派の和泉伸二社長と人望が厚い石橋光国副社長のおかげの様です。
まとめ
今日は、ビッグモーターの今の営業状況を調査しました。
社会問題となり店舗では仕事が減り、時間短縮勤務が導入されますが
転職サイトへの登録者数も増加し、組織体制は弱まっているという状況でした。