1月29日人気漫画家の芦原妃名子さんが亡くなりました。
亡くなった場所には遺書が残されており、自殺した理由などが短く書かれていました。
直前、芦原さんが投稿されたツイートは、今思えば遺書めいた内容でした。
どのようなツイートだったのでしょうか?
繊細な漫画家芦原妃名子さんに何があった?
芦原妃名子(享年50歳)さんは
2023年10月からTV放送された
「セクシー田中さん」の原作漫画家です。
芦原妃名子さん!悩んでいた
色々悩んだのですが、今回のドラマ化で、私が9話、10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を小学館とご相談した上で、お伝えする事になりました。
芦原さんは「セクシー田中さん」をドラマ化するのであれば、漫画にどおり忠実に再現して欲しい
それを条件にドラマ化に了承しました。
しかし
実際のドラマ内容は高視聴率をとる目的なのか、原作内容とは大きく異なっていたそうです。
・・原作漫画は未完で結末も定めていないことから「必ず漫画に忠実に」することなどを条件としてたが、守られなかったといい、トラブルになっていた。
2024.1.31 オリコンニュース
結果
芦原さんは、連載漫画の執筆をしつつ残りの回の脚本を自ら書くことになりました。
その心労は相当なものであったと思われます。
2024年1月26日
芦原さんは、この問題についてSNSでツイート発信しましたが、何かがありこのツイートは自ら削除されています。
「セクシー田中さん」は小学館の雑誌で連載中で、23年10~12月に日本テレビ系でドラマ化された。
脚本や登場人物の設定を巡って、日テレ側と見解の相違などがあったとみられ、芦原さんのものとされるブログなどに経緯などが記されていた。
2024.1.30 文春オンライン
ドラマ「セクシー田中さん」をめぐっては、芦原さんとドラマ制作陣の間にトラブルがあったとみられている。
2024.1.31 J CASTニュース
芦原妃名子さん!行方不明
SNS投稿した2日後に行方不明となりました。
芦原さんの関係者が警察に行方不明届けを出しました。
1月28日午後4時頃、関係者が警視庁大崎署に芦原さんの行方不明届を提出。
2024.1.30 文春オンライン
芦原妃名子さん!栃木県で死去
SNS投稿から3日後
芦原さんは、栃木県日光市にあるダムで遺体で発見されました。
遺書が自宅から発見されており自殺の模様です。
遺書には行方不明となった理由などが書かれていました。
「芦原さんは栃木県日光市の川治ダムで遺体で発見されました。・・1月29日に遺体を発見した。
身分証が見つかり、親族に確認してもらったところ本人と確認。
自宅からは遺書が見つかっており、自殺を図ったと見られています。
遺書は数行で行方をくらませた理由などが書かれていたそうです」
2024.1.30 文春オンライン
芦原さんの遺書の内容とは
亡くなる3日前に
SNSに投稿したツイートそのものではないのでしょうか?
漫画家芦原妃名子さんの遺書めいたツイート【全文】
下記は芦原妃名子さんが
お亡くなりになる直前、投稿されたツイート内容です。
芦原さんが悩まれていた事が全て分かる文面です。
気になった箇所を先にお伝えします。
私達は、ドラマの放送が終了するまで、脚本家さんと一度もお買いすることはありませんでしたし、監督さんや演出家の方などドラマの制作スタッフの皆様とも、ドラマの内容について直接、お話させていただく機会はありませんでした。
・・何度も確認させていただいた後で、スタートしたのが今回のドラマ化です。
ところが、毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました。
(以下要約)
① よくある王道パターンに展開が変えら
れていた。
② 各キャラクターが別人のようなキャラ
クターに変更された。
③ 作品の核・大切に描いたシーンが大幅
にカット・削除された。
④ その理由を確認するも納得いく回答が
得られなかった。
ドラマ化の条件はどうなってしまうのだろう?という疑問を常に抱えた状態での加筆修正の繰り返しとなって、その頃には私も相当疲弊していました。
9話、10話の脚本はプロデューサーの方々のご要望を取り入れつつ、私が書かせていただき・・漫画『セクシー田中さん』の原稿〆切とも重なり、相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかった事も悔いてます。
■原文です↓
ツイート1枚目前半
ツイート1枚目後半
ツイート2枚目前半
ツイート2枚目後半
最後のツイート(1月28日)
そして
芦原妃名子さんの最後となるツイート。
攻撃したかったわけじゃなくて。
ごめんさない。
攻撃したかったわけじゃなくて。
— 芦原妃名子 (@ashihara_hina) January 28, 2024
ごめんなさい。
以上が全ツイート内容です。
まとめ
以前、人気漫画『キングダム』の作者の密着番組を見ました。
あるキャラクターが死ぬ回の執筆中でした。
著者は泣きながら執筆していました。
漫画家は作品のキャラクターに魂を込めて描いているのです。
芦原さんの憤り、いかほどだったのでしょう。
心から芦原妃名子さんのご冥福をお祈り申し上げます。