【5分で理解】日大アメフト部の事件まとめ《2018年》

2018年日大アメフト部事件まとめ。

2018年5月6日、私立日本大学アメリカンフット

ボール部が試合中、相手選手に背後からタックルを

した事件。

監督とコーチが反則行為の指示疑惑が争点でした。

目次
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2018年・日大アメフト部事件

悪質タックル【動画】

日大のフェニックスの宮川選手(赤色)

関学のファイターズのクオーターバックの選手

(青色)に危険なタックルを行い負傷させた事件。

パスを投げ終えた無防備な選手(赤色)に

背後から激しいタックルをしている様子が分かる動画↓


タックルされた19歳の選手は、膝から崩れ落ち

地面に叩きつけられました。

2018年日大アメフト部の悪質タックル【引用:サンスポ】

試合は

21-14で関西学院大学が勝ちました。

試合後の日大内田監督は

「あれぐらいやっていかないと勝てない。」
「やらせているのは私の責任」

とコメントしました。

概要

■いつの試合ですか?
▢2018年5月6日、日本大学と関西(かんせい
 学院大学の定期戦でした。

■なにが起こったのですか?
▢パスを終え約2秒もたった関学の選手(被害者)
 に日大の宮川選手(加害者)が背後から
 激しいタックルをしました。

■相手の怪我は?
▢相手(当時19歳)は「腰部靭帯損傷」で
 全治3週間の怪我。

■その試合はどうなりましたか?
▢その後も宮川選手(当時20歳)は試合に
 出続け同様の反則行為を繰り返し

 最後には相手選手を殴り
 資格没収(退場)処分になりました。

■他に問題はなかったですか?
▢反則行為は内田監督と井上コーチの指示だった
 と宮川選手が告白しました。

■他にも注目されている理由はありますか?
▢日大アメフト部は「大学スポーツ界の雄」
 と呼ばれ有名でした。

 大学王者を決める『甲子園ボウル』を21回
 制覇しています。

争点

内田正人監督と井上奨(いのうえつとむ)コーチが

宮川選手に悪質タックルするよう指示したか否か

双方の主張が食い違いました。

宮川泰輔選手

井上コーチには「潰せ」と反則行為を指示されました。

怪我をさせろという意味にとらえました。

宮川泰輔選手

内田監督には「やらなきゃ(潰さなきゃ)意味ないよ」と言われました。

井上コーチ

闘争心を植え付けたかった。
過激な表現になってしまった。

怪我をさせるつもりで言ったのではない。

内田監督

そんな事言っていないと思う

時系列

管理人

2週間後、やっと監督が現れたよ。

【監督辞任】
2018年5月20日(事件から14日後)

内田正人監督(当時62歳)は事件勃発後、初めて公の場に姿を現し監督を辞任すると謝罪した。

管理人

監督とコーチは除名処分になったよ。

【除名処分】
2018年5月29日(事件から23日後)

関東学生アメリカンフットボール連盟は、内田監督と井上コーチを除名処分(永久追放)と決定した。

管理人

宮川選手とチームは以後の試合出場停止。

【出場停止処分】
日大アメフト部と宮川選手への処分
2018年度シーズン終了まで公式試合出場停止処分とした。

管理人

反省の色が見えない監督とコーチに激怒した被害者の父親は告訴しました。

【告訴】
2018年5月31日(事件から25日後)

被害者(19歳)の父親(大阪市議会議員)は
内田監督と井上コーチを警視庁に傷害で告訴した。

管理人

結果は不起訴でした。

【不起訴】
2018年11月15日

東京地裁は
内田監督・井上コーチを不起訴処分とした。
(理由は嫌疑不十分。裁判も罰金もなし)
宮川選手も不起訴処分とした。
(理由は起訴猶予。示談成立、処罰意思ないため)

管理人

他大学の監督が内定しました。

【2018年7月17日新監督内定】
元立命館大学のコーチ経験がある橋詰功が新監督に内定した。

その後

2020年、橋詰監督率いる日大アメフト部は甲子園ボウルに進出しました。

2021年、橋詰監督が退任され、再びアメフト部の指導体制が低下しました。

タックル問題が原因で、有望高校生から避けられる様になりました。

以後、チームは低迷。関東大学リーグは7位
(2年連続)

共通目的を失ったチームはバラバラでした。

「本気で日本一になりたいと思っている集団であれば良かったが、目指しているところが違う人達が集まった」

引用 2022年日大アメフト部安東主将

2022年に就任した中村敏英監督

 ■下級生が自由に意見を言える雰囲気作り
 ■勝利至上主義からの脱却

に取り組みました。

しかし、改革は順調には進まず
選手たちの生活態度は悪くなる一方

それは練習施設の散らかった様子に顕著に表れていたそうです。

まとめ

日大側は現場指導体制を強化してきましたが

学生の意識改革は想像以上に難しいようです。

事件から約3週間後、負傷した関学の選手は試合に出場できるまで回復していました。

アメフトを辞めようとしていた宮川選手に対しコメントを残していました。

「ルールの中で正々堂々とまた勝負ができれば」

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