9月2日バスケットボールW杯でパリオリンピック出場権を獲得した日本代表バスケ男子。
しかし前々日の「ベネズエラ」戦では終了直前まで負けモードでした。
この試合、逆転勝利に大きく貢献したと言われている比江島選手。
自称「あきらめの悪い男」比江島選手の何がチームを勝利に導いたのでしょうか?
8.31ベネズエラ戦で日本逆転勝利!
2023年8月31日沖縄では
バスケットボールワールドカップ
2次ラウンド・17位から32位の決定戦が行われました。
日 本 (世界ランク36位)
対
ベネズエラ(世界ランク17位)
■第3クオーター
残り時間8分
日本は15点差で負けていました。
第3クオーターが終わった時点で
日本はベネズエラを追う立場でした。
(まだ9点差)
■最終第4クオーター
比江島慎(33歳)選手が大活躍します。
比江島選手の3ポイントシュートが
次々決まり他の選手たちも勢いを取り戻します。
比江島選手は第4クオーター、一人で17点をも
ぎ取り、日本チームは第4クオーター、驚異の
33得点。
「86対77」
で日本はベネズエラに逆転勝利しました。
そしてカーボベルデ共和国戦へ
五輪出場への道をつなぎとめました。
下の表は
W杯各試合ごとの比江島選手の得点記録です。
ベネズエラ戦だけ得点率がズバ抜けています。
1試合で
2点だけとか
3点だけとか
頑張って17点だったのが
ベネズエラ戦では
比江島選手はひとりで
・23得点を獲得
・3ポイントシュートを6本も決めている(18点獲得)
という事です。
ベネズエラ戦だけ比江島選手の得点率が異常に高い
事が一目瞭然ですね。
■出場時間 22:38
■得点 23
■2P(成功/本数) 4(2/5)40%
■3P(成功/本数)18(6/7)86%
■リバウンド 2

【3ポイントシュートの成功率】
成功率30%で「すごーい」と言われ
成功率40%で一流選手レベル
比江島選手は86%なので神レベル!
ベネズエラの選手たちが苦手とする何かを
比江島選手が持っている可能性が高いです。
「比江島ステップ」
という投稿を発見しました↓

「比江島ステップ」が勝因のようです。
どのような技なのでしょうか?
華麗なる比江島ステップ【動画6選】
「比江島ステップ」について
比江島選手がインタビューで回答していました。

何が比江島ステップなのか
自分でも分かっていません。
【本人が語る比江島ステップ】
比江島選手
「比江島ステップと呼ばれているんですが、特別これというのはなくて、自分は独特のリズムというか、人とは違うリズムでやっているので、それを第三者とかお客さんが呼んでくれているだけで、何が比江島ステップかは自分でも分かっていないんですけど、、」
引用:2018.4.29.CBCテレビ「Hight FIVE!!WEB」
ドリブルなどのリズムをずらす事で
相手の守りのタイミングを崩す事のようです。
百聞は一見に如かず。
比江島ステップを様々な角度から実際に確認しましょう。
昨日の試合で比江島慎を始めて知った皆様へお伝えしたい事があります。
— きよぱん。🦍 (@occha40) August 31, 2023
スリーポイントシュートが上手い選手だなあとお思いかもしれませんが、彼はドリブルすると比江島ステップという秘技を使う事で真の変態になります。#AkatsukiJapanpic.twitter.com/bRHG5Keq4v
ひえじまステップとは
元バスケットボール日本代表の佐古賢一さんが
「比江島ステップ」について説明されています。


■ステップ自体は、そんなに特徴のあるステップと
いう感じではない。
ドリブルでポン、ポン、ポポンというようなリズ
ム変化に彼独特のリズムがある。
■注目すべきなのは、相手のディフェンスを惑わす
比江島選手独特の「ドリブルのリズム」。
■本来ディフェンスというのは(相手の)ドリブル
のリズムによって足のスタンスが変わったり間合
いを変えたりする。
■比江島選手はドリブルのリズム変化によってディ
フェンスを錯覚させるところが、比江島ステップ
の特徴だと思う。
■天性の「変則的なリズム」で相手ディフェンスと
の間に少しずつ「ズレ」を生み出し鮮やかに抜き
去って、シュートまで持ち込む。まさに比江島選
手「オンリーワン」の技です。
■このドリブルリズムと、フェイントとステップを
うまく融合させて形にできるのは日本の中でも
比江島選手だけです。
まとめ
2024年7月26日から開催されるパリ五輪。
当然対戦チームに研究されるであろう比江島ステッ
プがどれだけ進化していくかも見どころですね。

