2025年4月開幕の大阪万博。
会場に設置するトイレの8箇所がオシャレなデザイナーズトイレになります。
この記事では
【顔画像】万博トイレのデザイナーは誰!30代若手建築家で落札価格がすごい!
と題し、大阪万博のデザイナーズトイレの建築家について調査しました。
【画像】万博トイレの建築家は?
大阪万博とは?
2025年4月13日から10月13日まで開催される「2025年日本国際博覧会」の事です。
通称「大阪・関西万博」。
大阪市舞島地区で開催されます。
デザイナーズトイレとは
おしゃれな近未来トイレのことです。
大阪万博では一部のトイレにデザイナーズトイレが設置されます。
若手建築家がデザインする事に決まりました。
2025年に開催される大阪・関西万博では、40箇所の公衆トイレのうち8箇所に、若手建築家が設計するデザイナーズトイレが設置されるという。
2024.2.21FNNプライムオンライン
設置数
会場内には40箇所のトイレ設備を設ける予定です。
そのうち8箇所が「デザイナーズトイレ」になります。
全てのトイレをデザイナーズトイレにするわけではありません。
落札価格(建築費用)
8箇所のデザイナーズトイレに要する費用(落札価格)は約10億円。
現在、デザイナーズトイレ8箇所のうち5箇所は落札が決まりました。
5箇所のデザイナーズトイレのうち2箇所が各2億円の設置費用がかかります。
つまり、1箇所で2億円の設定。
5箇所だと合計10億円の設置費用を要することになります。
日本国際博覧会協会(万博協会)の契約情報によれば、デザイナーズトイレ8カ所のうち3カ所は入札が「取止め・不調」。
落札が決まった5カ所の設置費用は計6億6000万円に上る。
うち2カ所が各2億円を占め、「高すぎやろ!」と総ツッコミをくらっている。
2024.2.21 日刊ゲンダイDIGITAL
コンペ結果
デザイナーズトイレを設計する建築家は、256事業者から選抜審査され勝ち残った8組。
全員30代の建築家でした。
この“2億円トイレ”を含めたデザイナーズトイレを手掛ける建築家は、「トイレ」「休憩所」「展示施設」「ポップアップステージ」などの設計デザインのコンペにおいて、公募から1次・2次審査を経て選出された20組(合計23人)のうちの8組。
256事業者から選ばれた建築家は全員が30代で、今後の設計・デザイン業界を背負っていく精鋭と言えよう。そんな彼らが設計する、中には2億円の費用を要するデザイナーズトイレ。
すでに数名は公式HPやSNSにて、建築パースや完成イメージ図を公開している。
2024.2.21 週刊女性プライム
「大阪万博トイレ」建築家は?
『2025年日本国際博覧会 休憩所他設計業務事業者 選定結果について』
にデザイナーズトイレを設計する8組が記載されていました。
トイレ1 GROUP 一級建築士事務所
トイレ2 Studio mikke 一級建築事務所
トイレ3 小俣裕亮建築設計事務所 一級建築士事務所
トイレ4 株式会社浜田昴則建築雪渓事務所 AHA一級建築士事務所
トイレ5 米澤隆建築設計事務所
トイレ6 KUMA&ELSA一級建築士事務所
トイレ7 HIGASHIYAMA STUDIO+farm+株式会社NOD
トイレ8 斎藤信吾建築設計事務所
『2025年日本国際博覧会 休憩所他設計業務事業者 選定結果について』
ここではトイレ7を設計する若き建築家3名について説明します。
デザイナーズトイレ7の設計を任されている3名の建築家がTVの特番に出演されていました。
①溝端友輔(30歳)さん
②村部塁 (35歳)さん
③鈴木淳平(37歳)さん。
1人ずつ確認していきます。
①建築家・溝端友輔
溝端友輔(30歳)さんはフリーの建築ディレクターです。
2019年に立ち上げた「株式会社NOD」の代表取締役CEOをされています。
溝端さんは東京都内の専門学校(中央工学校)でインテリアデザインを学んでいます。
大阪万博では3Dプリンターでプリントした資材でデザイナーズトイレを設計します。
3Dプリント素材の利点は、再利用可能な樹脂を使っている事。
SDGsに沿ったトイレです。
EXPO2025における若手建築家プロジェクトの一つに3DPの分野で恊働しています。
再利用可能な樹脂製素材を3Dプリントした壁材を用いたトイレがいよいよ2024年4月に着工します
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過去、手掛けた事業の主なものに、「サバス」のデザイン考案があります。
兵庫県姫路市の老朽化路線バスを再利用した移動型サウナバスです。
②建築家・村部塁
村部塁(35歳)さんは東京と熊本に拠点をおいて藤本章子さんと設計の仕事をされています。
【むらべ るいさんの学歴・経歴】
1989年 東京生まれ
2012年 東京工業大学工学部建築学科を卒業
2016年 東京工業大学大学院理工学研究科 建築学専攻 修了
2021年 farm 立ち上げ
2021年~明星大学非常勤講師
2022年~京都芸術大学非常勤講師
farmの公式ホームページに大阪万博トイレを共同設計する事が書かれています。
設計: farm+HIGASHIYAMA STUDIO+NOD
NODは前述の溝端さんの会社の事ですね。
HIGASHIYAMA STUDIOは、次の③で説明します。
③建築家・鈴木淳平
鈴木淳平(37歳)さんは、東京と名古屋を拠点に「HIGASHIYAMA STUDIO」という会社を立ち上げ建築デザインの仕事をされています。
建築家の仕事の他にも建築写真家としても活動されています。
鈴木さんの学歴と経歴です。
【鈴木淳平さんの学歴・経歴】
1986年 名古屋に生まれる
2012年 東京工業大学大学院前期課程修了
2018年 HIGASHIYAMA STUDIO設立
2020年 名古屋工業大学建築・デザイン学科 非常勤講師
2021年 東洋大学理工学部建築学科 非常勤講師
2023年 名古屋工業大学 非常勤講師
【鈴木淳平さんの受賞歴】
2022年 2025年日本国際博覧会協会 休憩所他設計業務 設計者に採択
2022年 GOOD DESIGN AWARD 2022
2020年 住まいのインテリアコーディネーションコンテスト 特別審査員賞
2015年 USM Modular Furniture PROJECT50 AMBASSADOR
2010年 第5回芦原義信「街並みの美学」奨学生
同 年 DIPCOLLE 2010 銀賞
同 年 JIA東海卒業設計コンクール 銀賞
2009年 覚王山参道ミュージアム 覚王山賞
※引用: HIGASHIYAMA STUDIO
以上となります。